「うちの会議室のWiFi環境見直しお願い!」
同業者からそのような依頼を最近よく受けるようになりました。それだけ、我々のWiFi環境に対するこだわりは、ちょっと有名になっているようです。苦笑
本日は、そのWiFiルーターの設置場所や、設置単位についてです。
個人が運営している比較的小規模な会議室等では、床の上にONUやWiFiルーターが直置きされているケースが多いです。
もちろん、ちょっとした箱を用意して、そこに入れる等の工夫をされていることもありますが、大抵、低い場所に設置されています。
でも、これはやめた方がいいです。
低い場所だと電波を拾いにくいので、できるだけ高い場所にWiFiルーターを置いた方がいいです。
ただ、高い場所にWiFiルーターを置くのは、それなりに面倒です。電源やケーブル上に持って行く必要があり、それらのケーブル類が引っかからないように、かつ目立たないようにする必要があります。
それでも、ふれあい貸し会議室では、よほどの理由がない限り、高い場所にWiFiルーターを置くようにしています。
あと、複数の部屋をパーティションや壁で区切った会議室や、同じビルの別フロアに展開している会議室もよくあります。
そういう会議室では、大抵皆さん、WiFiルーターを1台設置し、その電波を各部屋で拾うようにしているようです。
でも、我々の経験上、それはやめた方がいいです。
WiFiルーターは、各会議室1台、必ず設置した方がいいです。
「高性能のWiFiルーター置けばいいでしょ?」という意見もありますし、確かにそれで問題ないことは多いです。
しかし、高性能のWiFiルーターを置いても、指向性の問題で、電波が届きにくくなることはありますし、どうしても会議室毎に電波の届き方にムラが出てしまいます。
また、こちらの記事でも記載しましたが、コロナ禍以降、有線LANを希望されるお客様も増えておりますので、そのような方向けにも結局有線LANケーブルを引き回す必要が出てきます。
そのため、ふれあい貸し会議室(直営)では、極力全部屋にWiFiルーターを設置するように徹底しています。(設置は大変なのですが・・・)
また、細かい話ではあるのですが、複数WiFiルーターを設置した場合、SSIDは極力別名にしたほうがいいです。
ここは詳しい人の間でも賛否両論があると思いますが、SSIDを同名にしていると、意図せず隣の部屋の弱い電波を拾ってしまうことがありますし、現在一番近くのWiFiルーターに繋がっているのかどうか、ぱっと見分からないというデメリットもあります。(当然、詳しい方でしたらチャネル等を調べて分かるのですが)
利用者様にシンプルかつ最良の電波を間違いなく拾ってもらうために、SSIDは別名にあえてしています。
纏めますと、
・WiFiルーターは高いところに置く
・WiFiルーターは極力共有せず、各会議室に独立して置く
・貸し会議室におけるSSIDは、会議室毎に分ける
です。
貸し会議室において、安定したWiFi環境・インターネット環境を提供することは大変重要だと思っています。
ふれあい貸し会議室で、オンライン会議等、是非ネット環境を使い倒してみてください!
スタッフ一同お待ちしております。
【ふれあい貸し会議室のインターネット環境 その6】WiFi機器の設置場所・設置単位
2022年8月31日