Slack文化の浸透のために重要なルールとは

2022年6月8日

皆さんの企業・学校・コミュニティではどんなチャットツールを使っているでしょうか?


LINEやMicrosoft Teams、Chatworkなど、この世には素晴らしいツールが多数存在します。
このブログではLINE文化からLINE+Slack文化へ移行し、いくつかのメリットを得られたのでそのときに重要だと感じたルール決めについて紹介します。

目次

背景

まず、これまでLINE文化であった弊社にSlack文化を浸透させようと考えた経緯としては、

  • 個人単位で会話が発生した場合に、それを他の人が知り得ない
  • AさんがBさんに話した内容を、その話を聞いていなかったCさんがAさんに尋ねた際、Aさんにとっては二度手間になる
  • LINEのみで会話をしていると、重要な会話が流れてしまう&返信が流れてしまう

というようなことがあり、これをどうにかできないかと考えてSlackの導入を行いました。

前提として、導入を行うチームの規模は15人未満の小さめなチームで、これまでSlackをメインに使用しているメンバーは20%程度でした。

得られたメリット

  • オープンな会話を行うことによる情報の拡散
  • 意外なところからのサポートを得られる
  • 情報を取捨選択できることによる、集中が持続する
  • 返信をまとめて確認できることにより、後からでも話を追いかけやすい

特に、意外なところからのサポートや、情報の取捨選択はSlackのようにチャンネルが分けられているからこそ得られるメリットだと感じました。具体的にはメンバーのつぶやきを拾って参考意見を送る、サイトの変更通知などを流し続けるなど、常時監視が不要なチャンネルについてはミュートするといったことが行われています。

決めておきたいルール

原則パプリックチャンネル

お金のやり取りや漏れてはまずいパスワードの情報などは除き、原則パブリックチャンネルで会話を行います。
これにより、情報の拡散力がぐんと上がり、情報交換も活発になります。

名前はローマ字

表示名、もしくは氏名をローマ字表示にすることでメンション時に英字↔ひらがなの入力を切り替える必要がなくなります。地味ですが、かなり重要だと思います。

メンションをする

@channel@hereを使わないということにつながるのですが、誰に対して情報を伝えたいのかを明確にします。これを徹底することにより、「メンションがないものに関しては見なくてもいい」というメンタル状態を作りあげることができます。みんなハッピー。

元々LINEで連絡していて、全員が見るべきものについてはLINEのまま

全員が見るべき緊急性の高いものや重要なものに関しては、使い勝手などの観点からこれまで通りLINEを使用しています。どこまでをどのツールで行うかの使い分けは、チームメンバーの考えを聞くのがベストでしょう。

決めなくてもよいルール

リアクションの使い方

「了解のときにはこのリアクションをつけましょう」といった類のルールは不要だと思います。各々の好きなリアクションもしくはメッセージでの返信を行えばいいと思います。

おわりに

Slack文化を浸透させたことにより、情報の取捨選択が行いやすくなりました。
それにより、
集中したいときは極力(メンション以外のメッセージは)見ないようにする、
逆に、より詳細に追いかけたい情報は深く探しに行く、
といった柔軟さを獲得することができました。

私たちのチームでは、Slackの浸透は割とスムーズに行えるようになりましたが、それも事前にメンバーへのヒアリングを行った経緯があったからだと感じます。

今回の導入によって、オンラインでのコミュニケーションをスムーズにするためには、
まずはオフラインのコミュニケーションが重要である
ということに気付かされました。

Slack文化の浸透のために重要なルールとは

皆さんの企業・学校・コミュニティではどんなチャットツールを使っているでしょうか? LINEやMicr […]

2022/06/08